和製ハロウィンって知ってる?
ぼうじぼ
栃木県の塩谷地区周辺で代々受け継がれている風習に、「ぼうじぼ」というものがあります。
これは毎年十五夜近くになると、子供たちが家の敷地に藁でできた棒のようなもので歌を歌いながら地面をたたき、害虫やもぐらを追い出すというものです。
この地面をたたく動作を、子供たちは30軒以上も回ってやることもあるそうで、この「子供たちが集団で家を回る」行為がハロウィンにそっくりなのです。
さらに、ぼうじぼをしてくれた家は子供たちにお礼にお菓子をご褒美に与えます。これもハロウィンそっくりですよね。
もちろん欧米の「ハロウィン」を真似したものではなく、この地区に伝わる伝統的な行事が偶然ハロウィンと似ていたということです。
日本にもハロウィンに似た伝統行事があったと聞くと、なんだか不思議な感じがしますよね。