世界のハロウィン事情。アメリカなど外国では?
アメリカ
アメリカではコスチュームやキャンディももちろん人気ですが、ヤードデコレーションの文化もあります。
アメリカの大きな家の庭を利用し、カボチャを壁とみなした迷路を作ったり、案山子にカボチャの頭をつけてハロウィンのモチーフにしたりします。
世界的に見てもアメリカの商業主義が今日のハロウィンを作り、それを世界に輸出したと言っても良いでしょう。
また、ステレオタイプなオレンジ色のかぼちゃを使ったジャックオーランタンは、まだ通信技術が発達していなかった当時のアメリカで、ポストカードに描かれたジャックオーランタンがそのイメージを確立したと言われています。
北欧
北欧は日照時間が多くカボチャの栽培には最適な風土で、加工しやすいためジャックオーランタンはとても人気です。
北欧の人にとって見れば、これから始まる長い冬の前の最後の大規模なお祭りとあって、盛大に祝われます。
また、11月1日の万霊節には霊がよみがえるとされているので、日本のお盆のように、墓に花を手向ける行事も行われます。
ロシア
ロシアではひそかにハロウィンがブームとなっています。
厳格なロシアの保守派と言われている人は、ハロウィンのような外国から来た祝日よりも我が国の祝日を祝うようにと主張していますが、若者たちはモンスターや吸血鬼になって仮装して楽しんでいます。
特に、クラブは大盛況のようです。
ロシアでは、自分を芸術的に表現できる「場」としてハロウィンが楽しまれているようです。
香港
香港ではイギリス時代の植民地の時より、ハロウィンが生きながらえてきましたが、香港のディズニーランドがホーンテッドハロウィンを開催して以降、急速に広まりつつあります。
仮装を楽しみ、その画像をSNSにアップするなどして楽しむ人たちが多いようです。
中国全土ではようやく広まりつつあると言った感じで、まだまだハロウィンの広まりは香港だけに限られている印象です。