ハロウィンのジャックオーランタンについての雑学・基本知識
もともとは「カブ」だった?
ジャックオーランタンの由来は、死者の足元を照らすためのランタンで、その材料はカブでした。ハロウィン発祥のイギリスでまず作られたのはもともとはカブだったのです。
それからアメリカでハロウィンが普及するにつれて収穫祭でよく収穫され、加工がしやすいかぼちゃが代役を務めるようになりました。
もともとアメリカにはかぼちゃに不気味な顔を作ることが風習として残っていて、この風習とハロウィンの文化の融合としてできたのがジャックオーランタンなのです。
19世紀後半になるとアメリカではジャックオーランタンについてのマニュアルさえ配られるほどで、そのマニュアルには気味悪い顔をデコレーションしなければならないとさえされていました。
もともとはカブでしたが、アメリカでハロウィンが発展するにあたって、今のジャックオーランタンのイメージができあがっていったのです。
アメリカのポストカード人気
アメリカでポストカードが流行したのは20世紀になってからですが、このころから色とりどりのポストカード、特にハロウィンのポストカードが人気でした。
中でもジャックオーランタンを頭部に見立てた案山子のポストカードはその後のジャックオーランタンに強い影響を与えました。
今までマニュアル上で、様々な形のあったジャックオーランタンが、ポストカードの登場によってその姿かたちが一般化されたと言えそうです。