ハロウィンのかぼちゃってどんな意味?
もともとはカブだった?
アメリカの商業主義の流れがまだ始まっていない頃、西洋のかぼちゃのシンボルと言えばカブでした。
ジャックオーランタンもカブをモチーフに作られていました。
しかし、アメリカでは、加工がしやすく、ハロウィンの時期に使うのにもってこいなのがカボチャでした。
ポストカードの強い影響
ハロウィンがアメリカで流行しだした頃、今のような電話による通信技術はまだなく、当時の連絡手段とお祝いの表現として有効だったのがポストカードでした。
ポストカードに不気味なカボチャの頭部をあしらったカカシが描かれ、このようなデザインのポストカードがアメリカでは急速に広まりました。
結果、ハロウィンといえばカボチャというイメージが定着し、アメリカの商業主義がこれを後押しして日本にもそのイメージが波及しています。
ジャックオーランタンの意味
ハロウィンはハロウズ・イブが語源とされています。ハロウズとは11月1日のキリスト教の万霊節のことです。万霊節とは、死者が甦り、現世の人々はそれを祝わなければならないという風習です。日本でいうお盆のようなものです。
このため、10月31日の夜には死者を呼び起こし、道を照らすための明かりが必要でした。そのことを理解しつつジャックオーランタンを飾る人は多くはありませんが、そう言った風習があります。
近年では子供たちがお菓子を入れるバスケットとして、部屋のデコレーションとして、カボチャのグッズ的な性格が印象的ですが、もともとはそんな風な意味合いがあったと考えられています。