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トリックオアトリートの由来、歴史的背景

20世紀のハロウィンは野蛮だった?

20世紀に入ると、アメリカでもハロウィンが一般的に楽しまれるようになりましたが、悪い側面が横行するようになります。
ハロウィンは若者たちの現実逃避として楽しめるイベントだと認知が広がっていって、若者たちのイタズラが唯一正当化される日となりました。
やがてそれがエスカレートしていき、家の扉を外す、それを集めて積み上げる、教会の破壊行為、窓ガラスを割るなどといったほぼ「暴動」にまで発展していきました。
今まで子供や青少年の悪ふざけとしてハロウィンを黙認してきた側も、これではまずいと言う機運が高まってきました。

ハロウィン改革

ハロウィンを禁止してしまってはまた大きな暴動になりかねないと考えた地方政府や教会は、ハロウィンを健全なものにしていこうという方針に転換しました。
ボーイスカウトや商工会などもこれに賛同し、ハロウィンは悪戯ではなくパレード、そして仮装コンテストをするイベントに昇華させていきました。
ただ、当時のアメリカの地方政府はこうした大々的なイベントにつきものの「パーティー」をするだけの資金がありませんでした。
そこで、家庭の世帯ごとに家でパーティーを開き、街中を子供たちが家々のパーティーを回って歩くと言う現代のスタイルが定着しました。
各家庭では劇が行われることも多かったそうです。

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